メール☆LOVE
「早くこの帽子をかぶらせたいなぁ~。楽しみ!」

みんなが赤ちゃんの誕生を待っている。
お姉ちゃんも早く会いたいな!


食事が終わり、ママといっしょに後かたずけをしていると…

「う゛…!」

ママがお腹を押さえた。

「どうしたのママ!」

テーブルのどころにいたパパも、私の声に気付き駆け寄って来た!

「由里ちゃんどうした!」

「大丈夫…。陣痛が始まっただけだから…痛っ!」

「えっ!!ママ、陣痛が始まったの!」

ママの一言で、家の中は大騒ぎ!

「どうしよ!ねぇ、パパ…パパ!」

「えっ…あっ…」

パパも気が動転している。

そんな中、ママ1人だけは冷静だった!
「まだ大丈夫よ…。陣痛の間隔が長いもの!遥、ママの部屋のベッドの横にある、バックを持って来てくれる?」

と、ママに言われ、急いで部屋にバックを取りに行った。

“ガチャ”

「バック…バック…。あった!これかなぁ…?」

バックを持ってママのどころに戻る。
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