メール☆LOVE

「じゃぁ、診察室に生きましょうね！」
と、木村先生に言われ診察室へ…

「はい、力を抜い下さい…。う～ん、まだみたいねぇ！」

診察室での会話が外に漏れる！

何のことを言っているのか、私には分からなかった。

「処置室で横になってましょうね。」

と、看護婦さんに言われ、ママは処置室へ…

痛みが酷くなるに連れて、ママは腰をさすりだした。

ベッドの上で、腰を押したり、伸ばしたり…。

「イッタ…イ…！」

出産って、こんなに大変なんだ！

ママが痛がった時に、少しでも痛みを和らげられればと思って腰を押した。

ママ…ごめんね…！

私には、こんなことしか出来なくて…。


“コンコン”

“カラカラ…”

「佐伯さんどうですか？」

と、看護婦さんが訪ねるに来た。

「だいぶ…時間が短く…っ！…」

と、痛みで声が止まったママ。

「じゃぁ…見て見ましょうね！すいません…ご家族の方は、外の方でお待ちいただけますか？」

と、言われたパパと私。

そっと部屋を出て、入り口の前で待った…。

５分程待っただろうか？

看護婦さんがドアを開け…

「車椅子で分娩室に生きましょうね！」

と、言って出て来た。