メール☆LOVE
そして、看護婦さんが車椅子を取って帰って来た。

「佐伯さん…ゆっくりでいいので、車椅子に移りましょうか…!」

看護婦さんに言われ、ママが車椅子に移る。

パパと私は、ただ…看護婦さんのテキパキとした動きを黙って見ているだけ!

ママは車椅子に乗り、分娩室へ…


分娩室では、木村先生や他の看護婦さん達が、慌ただしく準備をしている。

「木村先生、エコーの準備出来ました!」

「ありがとう上野さん。平野さんは、バスタオルの準備をお願い!後、今田さんは部屋を温めてくれるかしら…!妊婦さんには少し冷えるから!!」

「分かりました先生。」


そして、ママも分娩室へ…

「先生、佐伯さんをお連れしました。」

と、看護婦さんが、木村先生に呼びかけた。

木村先生はママの側に来ると、ママの手を握り、

「佐伯さん頑張りましょうね!」

と、声をかけた。

ママは車椅子から降り、分娩台へ移った。

「佐伯さん針を刺しますよ~。ちょっと刺すときに、チクッとしますよ…!」

看護婦さんが、ママの左腕に点滴の管の付いた針を刺す。

「立ち合いされますか?」

と、看護婦さんが聞きに来た。

「はい…!」

と、2人で答え
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