メール☆LOVE
「シンだ…!」

顔がにやけて仕方ない!

何でこんなに心が弾むんだろう?


『好きな人が出来たら人生が変わる』

って、何かの雑誌に書いてあった。

“そんなのあり得ない”って思っていたのに…

本当だった!!

シンの事が好きだと気付いた時から、目の前の景色まで明るくなった!

今までにあじわった事のない…この気持ち。

正直初めは…惑った!

でも…時間が経つに連れて、とても心地よい気持ちに変わって行った。

今では手離す事の出来ない気持ち!

でも、シンにはまだ伝えられない…。

会った事もない。

話した事もない。

私が一方的に好きになっただけ…。

だから…

「シンが好きです!」

何て言えない…。

もし言って、

『ごめん…』

何て言われたら…立ち直れない…。

もしも…

『いいよ!』

って言われて、会ったとするじゃない!

自分の妄想の中でのシンとかなり違ったらショックだし…。

だから言わない訳じゃない…だだ“勇気”がないだけ!

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