メール☆LOVE
“バシ…”

ママの手を払いのけた!

「イタ…遥どうしたの!!」

「……な…」

「何…?」

と、ママが言う…

「ふざけんな!!」

家中に響き渡る程の、大声を上げた!

「あんた…私をバカにしてるの?私はあんたに男がいた事くらい知ってるよ!」

言葉が止まらない!

「子供が出来た?だから何?あんた達が出来るような事をするからじゃないの!」

こんな事が言いたいんじゃない…

でも止まらない!

「再婚したいならすれば…子供を生みたいなら、生めばいいでしょ!私には関係ない…!」

溜め込んでいた物が一気に溢れだす…

「関係なく何てない!」

すぐにママが言い返して来た!

「関係ないって言ってるでしょ!だったら…一度でも男がいる事…私に話した?」

と、私が言うと…

「……」

ママは黙っていた。

“クス…”

笑いながら…

「何も言えないでしょ?だって…言ってないもんね!」

と、私が言う…

「私達…家族じゃないもんね!家族だったら少しくらい話しても…」

ヤバイ泣きそう!

泣くな私!

涙をグッとこらえ、顔を上げるとママと目が合った!

ママの目には、今にも溢れ出しそうなくらいの涙が…。

そんなママを無視するように部屋を出た…


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