メール☆LOVE
そして苛立ちをぶつけるかのように、自分の部屋のドアを閉めた!

廊下から…かすかに聞こえるママの泣き声…


私はベッドの側に崩れるように座り込み、近くにあったクッションで顔を隠す。

泣き声が漏れないように、必死にクッションで押さえつけた。

「ぅぐっ…うぅ…。」

声を殺しながら泣く。

胸が締め付けられるくらい…

苦しくて…

苦しくて…!

どうして胸がこんなに苦しいんだろ!

胸が潰れそう!

「うぅ…うっ…」

お願い…

誰か助けて…!



ふと…目が覚めると、外は明るくなっていた。

どうやら泣き疲れて、眠ってしまったらしい…!

鏡の前に立ち、顔を見ると…

目は赤く腫れていた!

見るからに泣き晴らしました、と言わんばかりの自分の顔!

「あはは…、変な顔~!」

あれ…!

私笑ってる…?

そういえば、最近いつ笑ったっけ…?

あれ…?

いつだっけ…!


“ピカピカ …”

携帯が光っている事に気付き、携帯を開く…

そして携帯の画面を見ると…


ー新着メール 1件ー


「メールだ…唯かな?」

メールを開くと…

知らないメアドが…。

誰…?

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