リアルな恋は落ち着かない
(・・・なんて、自信ないな)


これだけ好きになってしまった。

だからもし、彼に「嫌い」と言われても、簡単に諦めることなんて私はできそうにない。


(しかも、『好き』なんて言ってくれたら尚更だよ・・・)


どうにもできない両想い。

いつかはこの切ない気持ちを、忘れることができるだろうか。


(返事、なんて書こう・・・)


彼からのメールを、何度も何度も読み返す。

そしてそのたび、大きなため息をつく。


(わかりましたって、ありがとうって・・・体調も大丈夫だっていうことだけ、いまは書いておこうかな・・・)


好きだと伝えたいけれど、伝えてはいけないことだった。

悩んだ末、私は最小限の言葉を記したメールを返したのだった。








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