リアルな恋は落ち着かない
会社のある関内駅から根岸線で横浜駅へ。
そこから京浜急行線の各駅停車で2駅目にある「日ノ出駅」から徒歩5分、キャメル色をしたマンションが、実家暮らしの私の家だ。
仕事を終え、「ただいま」と言って靴を脱いで家に上がると、「はーい」という声がどこからか小さく聞こえたけれど、姿を現す気配はなかった。
(誰かいそうだけど・・・部屋に閉じこもってるな)
我が家は、父と母、兄と私の4人暮らしになるけれど、全員フルタイムで働いているので、あまり家で会うことはない。
食事は母が作ってくれているけど、4人で夕食を食べるのは、一か月に一回、あるかないかぐらいの頻度だ。
元々、団らんを楽しむタイプの家族でもなく、それぞれ仕事の他にディープな趣味を持っているので、本当にみんな好き勝手で自分のペースで生活している。
55歳になる父は、サラリーマンだけど、いつかデビューする、と四コマ漫画を描き続けている。
母は看護師で50歳。いまだ夜勤もしているし、よくわからない運動とか美容法を日々追求していて忙しい。
兄の正輝は3つ上の29歳。ごくごく普通のサラリーマンで、ぱっと見かっこいいけれど、アニメとアイドルをこよなく愛する、私と似たタイプの趣味の持ち主である。
いつも通りの家の中。
これで寂しくないと思うのも、他人から見たら問題なのかもしれないけれど。
私はずっとこんな家庭で育ってきたので、好き勝手に過ごす個人プレーの我が家は居心地よくて好きである。
そこから京浜急行線の各駅停車で2駅目にある「日ノ出駅」から徒歩5分、キャメル色をしたマンションが、実家暮らしの私の家だ。
仕事を終え、「ただいま」と言って靴を脱いで家に上がると、「はーい」という声がどこからか小さく聞こえたけれど、姿を現す気配はなかった。
(誰かいそうだけど・・・部屋に閉じこもってるな)
我が家は、父と母、兄と私の4人暮らしになるけれど、全員フルタイムで働いているので、あまり家で会うことはない。
食事は母が作ってくれているけど、4人で夕食を食べるのは、一か月に一回、あるかないかぐらいの頻度だ。
元々、団らんを楽しむタイプの家族でもなく、それぞれ仕事の他にディープな趣味を持っているので、本当にみんな好き勝手で自分のペースで生活している。
55歳になる父は、サラリーマンだけど、いつかデビューする、と四コマ漫画を描き続けている。
母は看護師で50歳。いまだ夜勤もしているし、よくわからない運動とか美容法を日々追求していて忙しい。
兄の正輝は3つ上の29歳。ごくごく普通のサラリーマンで、ぱっと見かっこいいけれど、アニメとアイドルをこよなく愛する、私と似たタイプの趣味の持ち主である。
いつも通りの家の中。
これで寂しくないと思うのも、他人から見たら問題なのかもしれないけれど。
私はずっとこんな家庭で育ってきたので、好き勝手に過ごす個人プレーの我が家は居心地よくて好きである。