苦手な言葉レンタルします!
「お客さんの段階だと、このまま今の状況を確実に深めて行く<愛の対話編>の<距離を縮める言葉集>辺りが無難じゃ何ですか?一気に婚約や結婚へと運ぶ・・・」
川崎は右手を上げて店主を制した。

「婚約とか・・・そこまでは、今は考えてませんから、無難にじっくり<距離を縮めるめる言葉集>で十分かなぁ」

「はい、じゃーちょっとお待ち下さい。セットして<距離を縮める言葉集>お持ちしますね。」

店主はレイのごとくお札を巾着の中へセットして、川崎へ手渡した。
「使い方は今までのとほぼ同じですからね、今回は呟く言葉が<距離を縮める>と変えるだけです。大丈夫ですね?」

「はい、もう馴れましたよ、で、しばらくはコレで行きたいんで、1月ぐらいレンタル出来ますか?」

「その分料金を頂ければ、一度のレンタルの最長は3ヶ月まではOKですよ」
「だったら、3ヶ月でお願いします。そのほうが面倒じゃないし」
川崎は、そう云って3か月分の料金を支払って店を出た。



4へつづく
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