恋はシミュレーションで!
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「はぁ・・・。やっと昼休みだ」

まさかの勉強でぐったり…。
この夢リアルすぎるよ~。
4時間きっちり授業受けてしまったぞ?

黒木さんがポンっと俺の肩を掴んだ。

「真琴、先生が職員室まで来てくれってさ~」

「え゛!?昼飯まだなんだけど…」

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職員室はどこだ~?…てか腹減ったよー。

「…うわっっ!!」

《ドンッ!!》

大量のノートがバサッと落ちてきた。
どうやら女生徒とぶつかってしまったらしい。

「もぉ~。痛いじゃ~ん!」

ぶつかった相手は派手に転んでいた。
ってパンツ丸見えなんですけど…。
俺の苦手な金髪の巻き髪ギャルだ。

「だ、大丈夫!?」

「…あ、3組の転校生だぁ~!!
あたし1組の中条京子だよぉ~♪」

そう言いながらジーっと顔を覗き込んできた。
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