恋はシミュレーションで!
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『キ~ン コ~ン カ~ン コ~ン…』


「明日は終業式だから遅刻しないように!
ではさようなら~」

6時間という長い授業と担任の長話も終了し、やっと放課後を迎えることができた。

「は、腹が減った・・・」

俺は結局、昼飯を食い逃していたのだ。
つーかこれは夢なんだから起きてご飯食えばいいんじゃねえのか?
いや!駄目だ!!
こんな夢一生見れない…!!
もっと渚ちゃんと一緒にいたいよ~…。


「真琴!一緒に帰ろうよ♪」

笑顔の渚ちゃんが廊下から手を振っていた。

「…なななな渚ちゃん!!゛」

神様ぁ~~!ナイスタイミング!
…もしかして、俺が渚ちゃんと一緒にいたいって思ったからこんな展開に…!?
これは俺の夢だからありえるよな…!??
じゃあ…ななな渚ちゃんの…
パパパパパン…パンツが…見た…

『ピロリ~ン♪』

携帯の着信音が鳴った。

「あ、ごめーん!今友達からメール来て誘われちゃったから先帰ってて」

渚ちゃんは携帯を鞄にしまい、足早に去って行ってしまった。

「そんな~…」

神様ぁ~~!!
贅沢言ってごめんなさぁぁ~い(泣)

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