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女が目を覚ましたのはほんの数分後。
まだ真夜中で、月の明かりさえ届かない、深い森の中だった。
夏だというのに空気は冷たく、何も纏っていない身体には十分過ぎる程寒かった。
だがそんな寒さよりも、気を失う前にされた仕打ちに身体は震えた。
「あっ…ああっ……あああぁっっ……あああぁぁああっっ!!いやああぁぁあぁぁぁっっ!!!ああぁぁーーーーっっっ!!!!」
狂った様に叫び、髪を掻きむしり、頭を激しく振る。
それでも先程までの惨事が頭から離れず、草が生い茂る冷たい地面に、頭を何度も何度も打ち付けた。
親友だと思っていた女に裏切られた。
強姦された。
辺りは見渡す限りに暗闇が広がり、風で揺れる木々がザワザワと音を立てた。
こんな場所に一人ぼっち。
「…あっ……あぁぁっ……」
女は絶望を感じ、涙を流しまた気を失った。