caramel popcorm
「え? あぁ、そう、だね…」
今日は久し振りのママ特製のサラダ中心のサンドイッチとブルーベリースコーン。
ママはいつもヘルシー思考だから、ちょっと物足りない。
もうちょっとお肉が食べたい…。
「どうしたの?」
ヒョイと、私の顔を覗き込むように香輝の顔がドアップになる。
ビックリして思わず顔だけじゃなくて、体ごと後ろに下がった。
ゴッ!
「…ィッ……たぁ~!!」
スクールの外でランチをしていた私の背中には、まるで背凭れのように木に身を委ねていたから後ろに下がれば、当然…。
「oh~! 痛いわ…」
眉を潜めて、ジュディは自分の事のように痛そうな顔と自分の頭を何度も擦った。
…いえ、痛いのは私よ?
ジンジンする痛みに、私はぶつけた頭を何度も撫でる。
「本当に大丈夫?」
「ぁ…う、うん」
本当に心配そうに、こっちを見る香輝のキレイな顔をシワが寄っていた。