caramel popcorm



……その夜は、寝れないんじゃないかって思ってたけど。不思議と良く眠れた。





きっと、部屋の電気を全部消す事なく、そしてオレンジの電気にしていたせいかもしれない。






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ケントに話があると言って、自分の家に呼んだのは間違いだったかもしれない…。












「ゃ…やだ!! 放してっ!!」














彼を睨み付ければ、冷たい目で逆に睨み返されてしまった。



ソファに押しつけられた私は暴れて、フローリングの床に転がり落ちた。




頭や体のあちこちを床やソファの足なんかにぶつけて痛いけど、今はそんな悠長な事を言ってる暇はない。









「ケ、ケントッ!! やめてよ!」





「うるさい!!」



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