【改訂版】異世界でわたしは恋をする
・・・争いか。

どこの世界でも戦争ってなくならないのね。


「お兄さんっていくつなの?」

「お年でございますか?ルード様は今年で22歳になります」

「22か・・・・ってにじゅうに!?」

おどろいた・・・。
2つ上で22だから・・・、ウィルって20歳なのね。


「・・・若いねー、そんな年に見えないわ。私と同じくらいかもう少し上かと思ってた」


話しながらも食事を終えた私は、出された食後のティーを飲みながらため息をつく。


そう・・・か、5つも年下か。

そんなに年が離れていたなんて・・・。


「皇太子殿下は大人びいて見えますからね。そういえばユーリ様のご年齢を聞いてませんでしたわ」

「え?わ、私?・・・私は25よ」

「まあ!25歳!!私まだ20歳になられていない方だと思っておりましたわ。ユーリ様の世界では歳よりも若くお見えになられるんですねぇ」

イザベラは驚いた表情で私をまじまじと見る。


あまりじっくりと見ないで欲しい。

お肌の曲がり角と言われる25歳になって、肌のハリもなくなりつつあるんだから。


まあ、年よりも若く見られるのはうれしいけど。

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