春色の輝き

パーティーが終わって、私以外の皆が寝ちゃった。
皆幸せそうな顔で。そんな幸せそうな顔で寝られたら私も幸せになっちゃうよ。
「さて、片付けますか！」
まずは、食器洗いからかな。
使い終わった食器がカチャカチャと音を立てる。
「叶哇？」
亮ちゃんが起きちゃった。
「あ、ごめんね。起こしちゃった？」
うるさかったかな？
「いや。いいよ。ってか、ごめん。手伝う。」
亮ちゃんったら本当に優しいんだから。
「ありがとう。｣
そういえば、亮ちゃんになんで、私と一緒の高校に行く事を決めたのか今が聞くチャンスなのかな？
「ねぇ。亮ちゃん、どうして私と一緒の高校に行こうと思ったの？有名な監督から誘われてたんでしょ？」
ずっと気になってた事。