春色の輝き
病気
「白血病。」
そう宣告されたのは、中1の時だった。
“白血病。”
かなりの重症だそうだ。生きるとしても、
あと何年生きれるか分からないんだって。
その病気の事は、亮ちゃんにも言わなかった。っていうか、言いたくなかった。
いつ、倒れるか分からないけど、それまでは、普通にしてよう。と、思った。
実は、私は、幼稚園を頃からヴァイオリンを習っていた。でも、「筋力が落ちる。」と、言われ、習っていたヴァやめた。でも、ほんとは、ヴァイオリンは、やめたくなかった。
コンクールにもでて、優勝を何回もとったことがあった。だから、絶対にやめたくなかったのに……。
バスケと同じくらい大切になってたのに。
その夜、私は、自分の部屋で泣いた。
亮ちゃんにも聞こえる程。
亮ちゃんは、すぐに部屋に来てくれたけど、私は、「大丈夫だから。」
と、言って、亮ちゃんを部屋から出した。
亮ちゃんは、いつもの優しい顔をして、でも、どこか、寂しそうな笑顔で、
「そっか。じゃあ、言いたくなった時に言えばいいよ。いつでも聞くから。な?」
そう言った亮ちゃんは、自分の部屋へと戻って行った。
その優しさに私のココロが押し潰されそうになる。罪悪感でいっぱいだ。
言いたいけど、言ってしまったら、亮ちゃんは本当の真実を知ってしまう。
その事がどんなに辛いのかな?って考えると、言えない。
だって、直樹が帰ってこなきゃさ、亮ちゃん1人になっちゃうんだよ?
じゃあ、私が死ぬまで黙ってろって?
そんなの無理だよ。
そう宣告されたのは、中1の時だった。
“白血病。”
かなりの重症だそうだ。生きるとしても、
あと何年生きれるか分からないんだって。
その病気の事は、亮ちゃんにも言わなかった。っていうか、言いたくなかった。
いつ、倒れるか分からないけど、それまでは、普通にしてよう。と、思った。
実は、私は、幼稚園を頃からヴァイオリンを習っていた。でも、「筋力が落ちる。」と、言われ、習っていたヴァやめた。でも、ほんとは、ヴァイオリンは、やめたくなかった。
コンクールにもでて、優勝を何回もとったことがあった。だから、絶対にやめたくなかったのに……。
バスケと同じくらい大切になってたのに。
その夜、私は、自分の部屋で泣いた。
亮ちゃんにも聞こえる程。
亮ちゃんは、すぐに部屋に来てくれたけど、私は、「大丈夫だから。」
と、言って、亮ちゃんを部屋から出した。
亮ちゃんは、いつもの優しい顔をして、でも、どこか、寂しそうな笑顔で、
「そっか。じゃあ、言いたくなった時に言えばいいよ。いつでも聞くから。な?」
そう言った亮ちゃんは、自分の部屋へと戻って行った。
その優しさに私のココロが押し潰されそうになる。罪悪感でいっぱいだ。
言いたいけど、言ってしまったら、亮ちゃんは本当の真実を知ってしまう。
その事がどんなに辛いのかな?って考えると、言えない。
だって、直樹が帰ってこなきゃさ、亮ちゃん1人になっちゃうんだよ?
じゃあ、私が死ぬまで黙ってろって?
そんなの無理だよ。