春色の輝き
亮ちゃんは、私のおでこと、亮ちゃんのおでこを、くっつけた。
うわ。近い。そんなの、もっと赤くなっちゃうよ。
「ちょっと熱いけど、熱はないみたいだな。」
そりゃそうでしょ。照れてただけだもん。
「ねぇ、もう4時だけど、海、行こ?」
ここの近くの海は、夕焼けが綺麗に見える。
「早く行かないと、日が沈んじゃうよ。」
亮ちゃんは、二カッと笑って、
「じゃあ、全力で走るぞ!」
亮ちゃんは、私を乗せて、海まで全力で走った。
そして、3分後
「着いたぁー!」
亮ちゃんの息が切れてる。
「キレー!」
夕日のオレンジ色が、海にもうつってる。
なんか、ほんと、青春の1ページに乗るほどだ。
オレンジ色のキレイな夕焼けと、海。
隣には、“好き”って気づいたばかりの、幼なじみの男のコ。
行きたかったカフェで食べた、ベリーベリーパフェ。
かわいいぬいぐるみと、かわいいレターセット
駅で偶然出会った、幼なじみの男のコ。
今日、1日でいっぱいいろんな事があった。
胸の中がいっぱい。
このまま時間が止まっちゃえばいーのに。って思う。
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