春色の輝き
部員の皆が、笑顔で私を迎えてくれた。
なんか、幸せを感じるよね。こういう時って。
「じゃあ、練習開始!」
コーチが仕切る。
皆の自己紹介って、無いのね。
「じゃあ、これ。練習メニューと、それについてのマネージャーが用意する事が乗ってるから。」
なんか、ホントにマネージャーっぽい。
いや、マネージャーだけどね。
「ありがとうございます!じゃあ、ポカリスエットの準備、してきますね!」
あ、ポカリスエットが終ったら、タオルと、うちわの用意。
それから、ストレッチをするから、そのお手伝い……。それから、わぁー!
頭がごちゃごちゃになるよー!
「ポカリスエット部員全員分だから、38人分。」
思ったより重っ……
お願いだから、手から落ちないでね。
筋力がいつかは無くなる事は分かってる。
でも、流石にこんな所では……ヤダ……。
「ふぅ。次は、タオルと、うちわの用意。」
えっと、部室。
「汚っ。」
思った以上に汚いなぁ。
汚いって事は分かってるんだけど……。
片付けよ。
まずは、制服をたたんで、
ゴミを捨てて。
あっ!タオルと、うちわ持っていかなくちゃ。
私は、体育館へと走った。
「こんなに、走れるのは今だけかもしれない。」
体育館に着いたら、もうストレッチが終わってた。
うわぁ。ホントは、部活始まるまでにやっとけばいいんだよね。
< 48 / 51 >

この作品をシェア

pagetop