春色の輝き
そして、次の日。
「もぉー!亮ちゃん!起きて!今日から学校でしょ!?」
私は、いつも通りに亮ちゃんを起こしに来ていた。
「んー。あと3分。」
あと3分じゃないんだってば。
「今日の朝ごはんは、亮ちゃんの好きなミニグラタンあるよ!」
亮ちゃんの目がパッと開いて、ガバッとベッドから起きた。
「まじ!?」
もー。いつもこれくらい起きてよね。
「うん。ほら、もう出来てるから。行っといで。」
亮ちゃんは、太陽みたいな笑顔で、
「やった!さんきゅ。」
その笑顔好きだなー。
っていうか、用意しなくちゃ。

学校到着。
「ふぅ。着いたね!教室まで一緒に行こ!」
「あぁ。」
あ、そういえば、亮ちゃんって、部活決めたのかな?多分、バスケだと思うけど……。
「亮ちゃん、バスケ部入るの?」
亮ちゃんは、また笑顔で、
「あったりめーじゃん♪」
って言った。
じゃあ、やっぱり、私はマネージャーだ。
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