東高★男子サッカー部~私の仕事はマスコット
嫌な事を全部忘れようと、2度寝していた私を起こしたのはお母さんの声だった。
「綾??南城さんが来てるけど」
梓が??
何だろう。
パジャマのまま髪だけ少し整えると、いつもよりも重たく感じる扉を回した。
「よっ!!」
「梓……あれ??」
ふと時計を振り返るとまだ3時半。
「今日部活は??」
「別に漫画なんてどこでも描けるから大丈夫。それよりも!!元気がとりえのアンタが倒れるって……どうしたの??」