東高★男子サッカー部~私の仕事はマスコット
お似合い
悶悶とした気持ちを抱えた私はせめてもの抵抗で、振り返ってはくれないキャプテンを見つめる。
だけど……何も変わらない。
このまま来週を迎えたら、一体この手に何が残るんだろう。
ぬくもりを失って、打ち込むものも無くなって……それでも私はキャプテンを思い続けるのかな?
辛過ぎる片思いの予感が、私の胸を打ち砕いていたその時!!
「本当に……最近の綾は年中落ち込んでるみたいに見えるよ?」
「……梓」