東高★男子サッカー部~私の仕事はマスコット
前半が終わり、試合は0対0
ライバル校の応援も凄まじく、負けじと声を上げると……ベンチで休憩していたキャプテンがこちらを眩しそうに見上げる。
興奮冷めやらない私が思わず夢中で手を振ると、確かに目が合って……
にっこりと笑ってくれたような、そんな気がした。
キャプテンの口が更に動く。
遠い上にこの歓声では何を言っているのか分からなくて、それでもその口元を目で追ってしまう。
ねぇキャプテン。
それって……