東高★男子サッカー部~私の仕事はマスコット
トクントクンと大きな音を立てて鳴り響く心臓の音が聞こえてしまいそうで……思わずスカートをぎゅっと握り締める。
「隣、座るよ」
二人掛けのシート、私は窓際に座り直すと……キャプテンが通路側に腰を落とし、長い左手を私の体ごと覆うように伸ばす。
そして……
-シャッ-
窓のカーテンが閉じられ、少し暗い空間に私は閉じ込められてしまった。
「きゃぷて……」
カーテンを閉め終わった手は元の場所へ戻る事は無く、そのままそっと肩に触れると……私の体は一気にそのまま生身の胸の中へと吸い込まれた。