拾ったワンコは御曹司!?…

「どう?」


拓海は鏡の中の私に微笑むみ聞く。


「……」


黙っている私に

拓海は少し不安そうな顔をする。


「気に入らない?」


私は首を横に振る。


「す… 素敵… これが私?」


鏡の中の私は別人の様に綺麗。

メイクは自分でしたままなのに…

こんなに変わるの?…


いつもお兄ちゃんは毛先をカットしてくれるだけ

でも、拓海はレイヤーを入れ軽い巻き髪にブローをしてくれた。


こんな髪型初めて…


「気に入ってくれて良かった」


拓海は嬉しそうに鏡の中の私に微笑む。


こんなに綺麗にしてくれて

嬉しいのは私なのに…


「有難う」




< 41 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop