森下くんの恋愛事情

「んじゃ、行ってきます」

「誰が誰を乗せるんだ?」

「玲音と結城先輩じゃないんですか?」

「玲音はダメだ。免許とりたてだから

ってことで光輝いけるか?」

「…はい」

「とりあえず、帰るか」

「帰る」


バイク置場についたが

高梨さんがなんか、すごく楽しそう。


「赤い!私、あれがいい!

かっこいい!」

「あれって光輝のだよな」

「…はい」

「乗せてやれるか?」

「………大丈夫…です」

「莉音、光輝がいいって」

「やった〜!!」


高梨さんはすっごく嬉しそうだけど、

光輝先輩、顔白くないですか?

この間のことを引きずってますか?


光輝先輩がバイクにまたがって僕が高梨さんを乗せる。

僕は、結城先輩のバイクに乗って道案内をしながら帰った。
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