森下くんの恋愛事情
なんか怖い人。 ・゚+゚・*光輝side
今、俺の後ろにいるのは、莉音。
間接キスの件があってから、
ちゃんと喋ってない。
恥ずかしいし。
ホント、俺も気をつけないといけないとは、思うけど
…この子は、人に警戒心を持たせないから怖い。
「光輝先輩、あの事まだ怒ってます?」
「…別に」
「怒ってるじゃないですか。
そんなに怒らなくてもいいじゃないですか。
ちょっとした出来心じゃないですか」
「…ほんとに恥ずかしかったし」
「ごめんなさい。
あっ、誤りますけどあの写真は消しませんからね!」
「はっ!消せ」
「いやですよー!
大事な思い出ですから」
莉音は、俺の腰に巻き付いている手にぎゅっと力を入れた。
楽しそうだけど寂しそうにしている。