森下くんの恋愛事情
僕がさらっと出した手を、ぎゅっと握る。
やっぱ、可愛い。
学校についてからはとりあえず、
足が治ったと報告しに行って、
階段をのぼる。
莉音のスピードに合わせて進む。
ここまでの道のりで体力ができた感じで進むけど、
のぼりきったところで莉緒のほうをみると
急にふらっとして僕のところに倒れてくる。
「うわっ、大丈夫?」
「うん、体育祭までには、体力戻す」
そおいうのじゃないんだけど。
まあ、いいかな。
教室に行くと、
友梨が来ていて。
「おはよーーー!もう、歩けるんだ!」
「うん!」
「よかったね」