森下くんの恋愛事情
「莉音、行こう?」
「そーそー、神木なんてほっといてバスケ行くぞ」
悠李と結城先輩が声をかけてくれたおかげで
話を切り上げられた。
よかった。
あんなに面倒くさい人と話を続けられるほど暇じゃない。
神木先輩が見えなくなった頃。
「疲れた〜」
「あんなの無視しといていい人だよ」
なんか、落ち着く。
「悠李〜」
「うわっ!」
抱きついてみた。
なんか、抱きつきたくなった。
「ど、どうしたの?///」
赤い。かわいい。
なんか、沸騰しそう。