森下くんの恋愛事情
ナルシスト。 ・゚+゚・*悠李side
同学年のやつに呼ばれて戻ってきたら、
莉音がいなくなっていた。
丁度、結城先輩も帰ってきて、
「おい、莉音は、どこ行ったんだ?」
「わかりません。帰ってきたらいなくて!」
「神木もいない。神木が莉音を連れて行ったんだ。
でも、どこに?」
「莉音のことだから不純な理由にはついていかないと思うんです!」
「神木くんならさっき女の子と校舎のほうに行ったよ?」
3年の人が教えてくれた。
「本当か。わりぃ、ありがとう」
「結城先輩、行きましょう!」
「あぁ、でも、どこにいるか」
「多分、時間もないし、会議室だと思います。
あそこなら忘れ物とでも確認とでも口実が作れますから」
「お前、ホント莉音のこと好きだな」
「今はそんなこと言ってる場合じゃないです!」