森下くんの恋愛事情
最後の5人の時点では、いつの間にか1位。
…僕の前の子がこけたりしなければ
思いっきりこけた男子。
最下位まで転落。
そこから僕は、追い抜こうとするけど、
結構間が空いちゃって前に3人いる。
そのまま、莉音にバトンがわたって。
「ごめん」
「だいじょーぶ!ふふっ♪」
莉音は、楽しそうに笑って走っていく。
リレーのアナウンスをしている生徒会の人が盛り上がりだした。
『これは、白熱の戦いです!
A組の選手が3位のC組、2位のD組をサラッと抜かしていく!
A組の選手はなんと、あの有名な高梨莉音さん!通称『姫』!
これは、面白い戦いだー!
ゴールまであと50m。1位はB組。
B組の選手は、学園一のイケメンモテ男、佐々木玲音くんだー!
なんと今日はメガネを外している!
本気モード!
しかし、1位のB組との差がどんどん縮まっていく!
ゴーール!!』