森下くんの恋愛事情

最後の5人の時点では、いつの間にか1位。

…僕の前の子がこけたりしなければ

思いっきりこけた男子。

最下位まで転落。

そこから僕は、追い抜こうとするけど、

結構間が空いちゃって前に3人いる。

そのまま、莉音にバトンがわたって。


「ごめん」

「だいじょーぶ!ふふっ♪」


莉音は、楽しそうに笑って走っていく。

リレーのアナウンスをしている生徒会の人が盛り上がりだした。


『これは、白熱の戦いです!

A組の選手が3位のC組、2位のD組をサラッと抜かしていく!

A組の選手はなんと、あの有名な高梨莉音さん!通称『姫』!

これは、面白い戦いだー!

ゴールまであと50m。1位はB組。

B組の選手は、学園一のイケメンモテ男、佐々木玲音くんだー!

なんと今日はメガネを外している!

本気モード!

しかし、1位のB組との差がどんどん縮まっていく!

ゴーール!!』
< 203 / 585 >

この作品をシェア

pagetop