森下くんの恋愛事情

「大我先輩ほどチャラくないです。

それに俺は年下好きなので」

「何それ初耳!佐々木くんロリコンだったの!?」

「それは違うから」


食い気味に否定。


「そんなに気合入れなくても、

それより光輝先輩は?」

「あー、呼び出し行っちゃったんだ。

今日は記念に告白する人も多いし」

「告白大会ですればいいのに」

「はずかしいんでしょ?多分」

「でも、光輝はフるだろ」

「たぶんね」


光輝先輩は莉音が好きで、

それを自分ではわかってない。

今は安心できるけど、

もし、光輝先輩が莉音のことが好きって自覚した時、

僕はどうしたらいいんだろう。


「悠李、どうしたの?」

「ううん、大丈夫だよ」

「そう?」

「なぁ、これって何時に終わるんだ?」

「もう、あと10分くらい」

「じゃあ、そろそろ降りよ?」


兎希と結城先輩、莉音が話をしたあと帰ることにした。

明日は月曜日だけど振替休日で、おやすみです。
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