森下くんの恋愛事情
「昨日の体育祭はきつかったよね〜」
『莉音?うわっ、んっ』
『私、多分、悠李より嫉妬深いかもしれない』
うわっ、変なこと思い出した///
「ん?どうしたの?顔赤いよ」
「う、ぁ。何もない///」
「ほんとに?熱とか?」
莉音は席を立って僕のおでこ手を伸ばす。
「んー、熱はないよね。なんだろ。
さっきより赤くなった?」
莉音は真剣に悩んでいるけど
確実にあなたのせいです。
そんな天然なことされたら我慢って難しいんですけど。
僕の中の理性なんてほとんど崩れてて、
頭より体が先に動いた。