森下くんの恋愛事情
「俺、光輝の弟っす!兄貴からいつも聞いてますよ!」
「何を?」
「ハニートラップのことです!」
「ハニートラップって…
私、別に遊んでるだけなんですけど」
「はい、そーっすか!
それにしても、こんなに可愛いなんて知らなかったっす!」
「ふふっ♪」
遥輝くんの言葉でスイッチが入ったのか、莉音の笑みが黒くなった。
「そーかな?」
莉音は遥輝くんに少し近づいて、頬を触る。
「遥輝くんのほうが可愛いと思うよ?」
遥輝くんの顔が少しずつ赤くなっていく。
「いや、あの、ちょ、えっ//」
すごーくパニックになってる。
莉音は調子乗ったのか背伸びをして口を耳に近づけ遥輝くんに囁く。