森下くんの恋愛事情
仲直り。 ・゚+゚・*悠李side
家に帰ってきた。
もちろん莉音の家に。
チャイムをならす。
バタバタと出てきたのは快斗。
「あー、俺出るわ。ほんとに悪かったよ」
「うん、大丈夫」
快斗はそれだけ言って出て行った。
僕は、上がらせてもらって。
リビングに向かった。
莉音はストンと椅子に腰をおろしていて。
「莉音?」
「っ!ゆう、り」
声をかけると席を立って僕の横を通りすぎようとする。
僕は、莉音の腕を掴んで抱き寄せた。
「やめて、よ。私のこと嫌いに、なったでしょ?」
「そんなことない。僕が悪いんだよ」
「悠李は何も悪くないじゃない!」
「僕が悪いよ。怒ってごめん。嫌いになったわけじゃない」