森下くんの恋愛事情
意外と正直? ・゚+゚・*悠李side
「うわっ!」
「森下くん。光輝先輩に謝ってきたよ!」
「う、ん。お帰り」
ど、どうすればいいんだろう。
一番近くにいる、結城先輩に助けを求めたら
知らん顔で1年部員の方へ行ってしまった。
気づいてなかったの?
いや、いまのは、絶対気づいてた。
「よしよしして♪」
「えっ!」
マジですか。
本気ですか。
「…もしかして、照れてるの?」
高梨さんは、ニヤッと口角を上げた。
ヤ、ヤバい顔じゃないですか。
確信犯。
わかっていても、僕の顔は、みるみるうちに熱を持っていく。
そして何より、僕は思いのほか高梨さんのことが好きらしく、
高梨さんの頭に手を伸ばした。