森下くんの恋愛事情

玲音がなぐさめる。

ふと、遥輝くんを見てみると、

口をあんぐり開けて魂がとんでる。

そしたら、ドアがガチャっと開いて


「姉貴、一体何人来てんだよ。って泣いてんのか?」

「ん?姉さん、泣いてるの?」


お二人さんが帰ってきました。


「か、奏ぇぇええ!!

ハレンチ姉さんが、じゃなくて、えっと、あの、ん?」

「言いたいこと先にまとめて。

ハレンチ姉さんじゃなくて莉音っていう名前があるから」


「つか、本気で何人いんだよ?快斗は?」

「なんだ?」


もう二人が帰ってきてゴタゴタ。


「姉貴、なんで泣いてるわけ?」

「兎希が泣かした」

「おい」
< 271 / 585 >

この作品をシェア

pagetop