森下くんの恋愛事情
「うわー、ごめん。悪気があったわけじゃなくて」
「姉さん泣かすなんていい根性してるね」
「シスコン兄弟よ、落ちつけ」
「ああ?知らねぇわ」
「どうするの?」
「殴るか?」
「あっと、えっと、それだけは!!」
「とりあえず、同じことしたらフルボッコだよ?今回の件も含めて」
「りょ、うかいです」
双子の威圧は恐ろしいもので
いつも優しい笑顔をている奏くんも黒い笑顔で立っている。
「それよりお前ら帰ってくるの早かったな」
「ん?あぁ、姉さんから変なメールが届いたんだよ」
「変なメール?」
すると、奏くんはメールを見せてくれた。