森下くんの恋愛事情
ただし、着替えてきてもあんまり変わりませんでした。
淡いピンクのタンクトップに白い薄手の長袖パーカー。
下は黒のショーパン。
「可愛いけど、ショーパン?」
「こんなのしか持ってない」
「あっ、そうなの。いこっか」
「うん」
外に出てさっと下を見たら莉音の靴は、
淡いピンクのウェッジヒールで
僕と莉音の身長が並ぶくらいの高さがあった。
もうちょっと身長がほしい!!
駅までは近くて3分。
「クレープ、クレープ、ふふっ♪」
「楽しそうだね」
「甘いのあるかな?」
「クレープだから甘いのばっかりじゃない?」
「だったらいいんだけどねー♪」