森下くんの恋愛事情
「莉音?大丈夫か?汗だくだぞ?」
「…だ、大丈夫」
「っ、怖い夢、見たか?」
「うん…」
「一人にして悪かった」
「大丈夫…」
「そうか、着替えろ。出てるから」
「うん、ドアを開けといてね?」
「わかってる」
快斗が出て行ったのを見て着替える。
そしたら、チャイムがなって。
「快斗、出て?」
「いいのか?大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
快斗が玄関に向かって行った。
私はとりあえず、クローゼットから下着と部屋着を出す。
今日は、着替えすぎたからもう、洗濯機が回せると思う。
下着を着替えて上を着ようとした時、
パタパタと音が聞こえて。