森下くんの恋愛事情

「うん、お休み」


莉音がまた寝ちゃって、ふとドアの方を見ると

玲音が立っていて。


「玲音?どうしたの?」

「ん?そりゃ、お見舞いだろ」

「そーなんだ」

「まぁ、お前らのラブラブを見たら大丈夫かな。

とは思ったけどな」

「あははっ」


かるーく笑ったけど、あなたはいつからいたの。

すごく恐怖なんだけど。


「悠李、お前今すげー失礼なこと思ってるだろ」

「えー、バレた」

「顔に出てる」


僕、そんなに顔に出やすいんだ。

玲音みたいにクールになれないかな?


「まぁ、そういうところ莉音は、好きだと思うけどな」
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