森下くんの恋愛事情
急に入ってきた玲音に二人の顔が白くなる。
ご愁傷さま。
この人たちはほっといて
「大我先輩はどうだったんですか?」
「えーっと…62?」
「やばいだろお前」
「だよなぁー、勉強ちゃんとしなきゃ」
僕のことをほっといてふたりで喋り出した。
「蒼空先輩と光輝先輩はどうだったんですか?」
莉音が聞く。
「僕ねー、3位」
「…俺は1」
「二人共頭いいんですね♪」
「そういう莉音ちゃんはどうなの?
莉音ちゃん頭わるそーだよねー」
「蒼空先輩失礼ですよ〜。
私、1位だったんですから!」