森下くんの恋愛事情

「…そりゃーな、バカだし」


もう、励ます言葉がありません。


「もう、ちょっと休憩!!」


1時間半ぐらいして莉音がくたばる。


「悠李、ぎゅってして」

「ん、おいで」


莉音がぴょんって飛んできてギューッて抱きつく。

なんか、スゴーク可愛い。


「充電…お休み」

「ん、お休みー」


莉音を抱っこしたまま、ソファーに座る。

早くも寝てしまった莉音を起こすなんて到底できない。


「すご、そのまま寝れるんだ…」

「…で、お前は理解したのか?」

「兄貴!俺、さっきより頭良くなった!」

「…よかったな」
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