森下くんの恋愛事情

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今に至る。


「やっぱ2人で来たかったー!!」

「莉音、そんなこと言わないの」


悠李が慰めてくれるけど


「せっかくのデートが子どもの世話で終わりそう」

「夏休みは長いんだし、いっぱいデートいこ?

今日は家族サービスだと思って、ね?」

「家族サービスって言ったって私、

ヤローどもの入場料払ったんだよ?」


4人分の値段は高かった…

ほんと、余分に金持ってきて正解だった。


「ヤローどもって…」

「あっ、つい昔の癖が…」

「そういうのいいね。新鮮っていうか」


ふわりと微笑む悠李は、


可愛い!!

すごく!!

もう、天使だよぉ〜。


「姉貴、別行動でいい?」

「えっ!いいの!?」
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