森下くんの恋愛事情

「テレビ消すの忘れた。

消してくるね」

「一緒行く」

「大丈夫?」

「ひとりやだもん」

「ん、一緒行こ」


莉音は、目をこすりながら僕の服の裾を掴んでついてくる。

小動物みたい。

テレビの電気を消して、部屋の電気も消す。

お風呂の電気を消し忘れたことを思い出して

それも消してからベットに戻る。

莉音は狭い所とか、暗いところはダメって言ってたから

電気はつけっぱのほうがいいよね。

多分、ドアも閉めないほうが安心かな。


「莉音?寝れる?」

「ん、寝れる…お休み」

「お休み」


莉音はその後すぐに眠りについて。

僕も安心したのかすぐ寝れた。
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