森下くんの恋愛事情
ベットに入って寝る。
莉音は早くも寝てしまっていて。
僕も寝ようとした時、僕の携帯に着信が入った。
画面を見ると奏と書いてあって。
奏くんからの着信だと気づきとる。
「もしもし?」
「あ、悠李くん?姉さん、来たでしょ?」
「えっ、うん」
「そっか、よかった。悪いけどよろしくね。
一緒に寝てあげてね」
「うん、わかってるよ?
心配だったの?」
「うん。
姉さん家出した時は、
学校のそばの空き地で看板に持たれたまま寝てたりとか、
コンビニの奥で立ったまま寝てたりとか、
となり町の海のビーチで警察に保護されたことあったり、
堂々と交番の前で寝てたりとかしてたから、
今回も不安で不安で仕方なかった」