森下くんの恋愛事情

「…デート?」

「うん。ゲーセン行ってくる」


響は目をこする。


「ん、」


そして、私に向かって手を広げる。

それは、ギューッてしろと?

なにそれ、可愛い。

嬉しくなって、響に抱きつく。

それを見ていた快斗が、


「バカじゃねーの?」


とか言ってたけど気にしない。


そしたら、玄関でチャイムがなって響から離れる。

玄関に走っていってドアを開ける。

そしたら、悠李が立っていて。


「ごめん、ちょっと遅くなった」

「ううん、全然いいよ。いこっか」

「うん」


やばい、天使だ。

このまま閉じ込めておきたい。


シークレットシューズを履いてゲーセンへむかう。


今日は、悠李に話したいことがあるし気合い入ってます!
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