森下くんの恋愛事情
好きな人にプレゼントするってなんかドキドキする。
心臓爆発しそう。
その後、莉音の家に戻ったら、
机の上に料理が並んでいる。
莉音はソファーに転がって寝ていた。
よく寝るなー。
「悠李、莉音起こせって快斗が言ってる」
響くんが僕に向かって言う。
いつも思うけどなんで呼び捨てだよ。
まぁ、いいけど。
「莉音、起きて」
「ん、待って。もうちょっと…」
「だーめ。早く起きる」
「んん。やだぁー」
なんか、子供の相手してるみたい。
「ほら、起きる」
「んー…。ギュー」
「はいはい。わかったから」