森下くんの恋愛事情
ぎゅってしたら、ふらふら立ち上がって歩き出す。
僕の服の裾を掴んだまま。
必然的に引っ張られるわけです。
そのまま、椅子にストンと座って僕を隣に座らせる。
なんか、強引だなー…。
「姉さん。おはよう。晩ごはん食べよっか。豪勢だよ」
爽やかスマイルを向ける奏くん。
この姉弟って美男美女だよね。
怖い怖い。
神さまは平等とか絶対嘘だ…。
その後、豪勢な料理を食べて、ケーキが出てくる。
デカ!!
「わぁぁぁぁああああああ!おいしそー!!
これ全部一人で食べられる!!」
…莉音がなんか変なこと言ってます。
なぜでしょう?
怖いです。