森下くんの恋愛事情

奏くんがお風呂から出てくる。

イケメンってお風呂あがりは色気がやばいよね。


「先寝てねー。姉さんもつれていって」

「うん」


奏くんに言われたとおり、

莉音をお姫様抱っこしてベットに連れて行く。

莉音は寝てる。

今のうちにさっさと寝てしまえばいいんだよね。

そんなことを思いながら莉音をベットに下ろすと…


「ん、ゆぅ、り…」


おきたーっ!

起きないでー。

そのまま寝てて。

目をこすりながら僕の服の袖をギュッと握る。


「悠李。ちゅーして」

「え…?」


なんか、今までではありえないような感じのことが

聞こえた気がするようなしないような。
< 507 / 585 >

この作品をシェア

pagetop