森下くんの恋愛事情
奏くんがお風呂から出てくる。
イケメンってお風呂あがりは色気がやばいよね。
「先寝てねー。姉さんもつれていって」
「うん」
奏くんに言われたとおり、
莉音をお姫様抱っこしてベットに連れて行く。
莉音は寝てる。
今のうちにさっさと寝てしまえばいいんだよね。
そんなことを思いながら莉音をベットに下ろすと…
「ん、ゆぅ、り…」
おきたーっ!
起きないでー。
そのまま寝てて。
目をこすりながら僕の服の袖をギュッと握る。
「悠李。ちゅーして」
「え…?」
なんか、今までではありえないような感じのことが
聞こえた気がするようなしないような。